小児科でのステロイド
小児科疾患でもステロイド治療多いが、その副作用に対する考え方を調べた。
まず小児科でステロイドが使われる疾患が何か。ネフローゼ症候群(膜性腎症、微小変化型糸球体腎炎、巣状分節性糸球体硬化症など)、SLEなど膠原病、喘息、急性リンパ性白血病、慢性血小板減少性紫斑病が挙がる
ステロイドによる有名などころの副作用は胃潰瘍、成長抑制、緑内障、免疫機能障害、骨折、高血糖(耐糖能異常)、中心性肥満、抑うつ、高脂血症、低カリウム血症、副腎不全など多岐にわたる。特に小児科では成長抑制が問題視されている。喘息のコントローラで使用されるステロイドにより成長低下すると言われている。でもこれってどうやって検証したんだろう。吸入ステロイド薬使用患者と未使用患者で比較知りわけじゃないし、1卵生双生児で比較したのかな。。。
H.Williamらによると1)、.5〜13歳の小児に異なる2つステロイド薬使用群とプラセボ群の3群で比較し4〜6年調査した結果をもとに、平均身長からの差を多重解析でサーベイしたそうです。Budesonideとプラセボ比較では-1.2cmの有意差が認められたが、Nedocromilでは-0.2cmで有意差は認められなかった。
うーん。よくわからない。
水痘がステロイド使用患者にかかると重症化する。そりゃ易感染状態だから当然でしょう。
これ先生に質問しなきゃいけないレベルだな。論文探し下手くそだから見つけられない(泣)ステロイド薬って難しい
またわかったことがありましたら追加でブログ記事作ります。小児科で有名な教科書って標準系かなぁ
1)
H. William Kelly他, Effect of Inhaled Glucocorticoids in Childhood on Adult Height, September 6, 2012
N Engl J Med 2012; 367:904-912
カルーゼル凱旋門、たしかナポレオンが皇帝になったころには出来上がっていたたてもの。さすがパリ。かっこいい
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— ヒデオキ (@1958625) 2019年1月4日
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*1:H. William Kelly, Effect of Inhaled Glucocorticoids in Childhood on Adult Height, September 6, 2012
N Engl J Med 2012; 367:904-912