診断学的な考え方
標準外科学14版から引用
15版が2/1に発売するそうです。
腫瘤と腫脹の違い
腫脹とは
局所が異常に膨れ上がった状況を指し、その病変部位や範囲、性状、境界、発赤、熱感、自発痛、圧痛の有無を確認する。腹部で腹水、鼓音、腫瘍などによる腹部の張りを膨隆という。
腫瘤とは
腫脹に対して塊状の膨隆を示し、腫脹は視診で判断するが腫瘤は触診で診断される。
- 大きさ:粟粒大、小豆大(azuki sized)、そら豆大、くるみ大、鳩卵大、鶏卵大、手拳大、小児頭大
- 硬度:軟、弾性軟、弾性硬、硬と表現
- 圧痛
- 表面の性状
- 境界:明瞭(clear)、境界不明瞭(indistinct)
- 移動性
- 波動
- 透過性
- 圧縮性
- 捻髪音:骨折、皮下気腫
- 拍動性:大動脈瘤
- 振戦
この違いがわからないまま、CBT合格しました。視診による診断か、触診による診断かで分けられるのか!!!
頸部の腫脹に対して部位別の鑑別
頤下部
- 正中頸嚢胞
- 皮様嚢胞
前頸部
側頸部
左鎖骨上窩
- Virchorリンパ腫
小児科の先生は診察で必ず頸部リンパを調べてました!
心雑音の大きな鑑別
直腸指診が重要な疾患
メモメモ。
いつも読んでいただきありがとうございます!!