2次性高血圧 原発性アルドステロン症
二次性高血圧を強く疑う場合
- 重症高血圧
- 治療抵抗性高血圧
- 若年発症
- 急激な発症
- 低カリウム血症の合併
- 顔貌変化、腹部血管雑音brui、皮膚線条、手指震戦など
があるとき!!!
二次性高血圧の鑑別には
- 腎実質性高血圧症:腎障害によるナトリウム排泄障害、RASの異常活性化、交感神経の過反応が原因
- 腎血管性高血圧症:腎動脈の狭窄により、RASが活性化することで発生。高レニン高アルドステロン状態に。
- 内分泌性高血圧:原発性アルドステロン症、Cushing症候群、褐色細胞腫、先端巨大症、甲状腺機能亢進/低下症、副甲状腺機能亢進症がある。ホルモン値は日中に変動するので早朝に検査することがおすすめ。
- 薬剤性高血圧症:グリチルリチンよる偽性アルドステロン症。グリチルリチンには11β-HSD阻害作用があり、11β-HSDはコルチゾールを生理活性の低いコルチゾンに変換する。その変化がなくなるので、量の多いコルチゾールが電解質コルチコイド作用を示し、アルドステロンと同じ作用を起こす。このため、レニン、アルドステロンは低値にもかかわらず高血圧・低カリウム血症・代謝性アルカローシスを示す。
- 睡眠時無呼吸症候群:SAS。CPAPを使うのに有名。
原発性アルドステロン症(以下PA)は
高血圧症の10%程度に見られる。
難治性高血圧であり、かつ心筋梗塞、脳梗塞、心房細動のリスクを上昇させる。スクリーニングには血漿アルドステロン濃度(PAC)が12 ng/dL以上かつ、アルドステロン/レニン比(PAC/PRA)>20の場合、PAらしさが高くなる。
今山川の日本史読んでるんですけど、日本人の特性が読み取れそうな気がして高校の時に読んだ時とは別の切り口で考えられそう。
詳説日本史B 改訂版 [日B309] 文部科学省検定済教科書 【81山川/日B309】
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