呼吸器系の急性増悪
COPDの増悪
- COPDの病態が日内変動を超えて悪化し、治療の追加が必要となる状態
- 原因は、呼吸器感染が主で、約3割は不明。頻度の多い原因菌は肺炎球菌、インフルエンザ菌、モラクセラ、緑膿菌
- 検査は、血ガス、SpO2測定、CXR、心電図、血液検査、喀痰培養など
- 治療:酸素療法、高CO2ナルコーシスに注意して低酸素投与にする。換気補助療法では、NPPVを使用
- NPPVの適応は、呼吸性アシドーシス、呼吸筋補助筋の使用などのうち1つ以上あてはまる場合
- 薬物療法:ABCがある。Aは抗菌薬(エンピリカルな治療)、Bは気管支拡張薬(短時間作用性β2作動薬;SABA)、Cはコルチコステロイド
IPF;特発性肺線維症の増悪
- 病気が進むほど、頻度は高くなる
- 誘引:感染、手術、検査、治療の自己中断
- 経過中に急速に呼吸困難、CXRですりガラス陰影、PaO2の低下を認める。
- 治療:ステロイドパルス療法
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