レジオネラ肺炎 非定型肺炎 比較的徐脈 細胞内寄生菌
レジオネラ肺炎、legionellosis, pneumonia type
レジオネラ菌は、GNR(グラム陰性桿菌)のひとつだが、グラム染色で染まらない。ヒメネス染色を使用する。さらにレジオネラを疑えば、培養はB-CYEαを使用。レジオネラ肺炎は非定型肺炎の1つ。β-ラクタム系抗菌薬が向こうで、細菌性肺炎とはファーストラインの薬剤がことなる、肺炎を非定型肺炎という。レジオネラの他、クラミドフィラ、マイコプラズマが有名。乾性咳嗽が特徴的で、胸部聴診所見に乏しい。基礎疾患のない若年に多い。細菌性肺炎と非定型肺炎の鑑別は、60歳未満、基礎疾患ない、頑固な咳、胸部聴診所見が少ない、痰がない、末梢WBCが1万未満、の項目でおよそ4/6で非定型肺炎の疑いが強くなる。4類感染症。
機序
吸入により肺に侵入したレジオネラ菌はマクロファージに貪食されるが、細胞性免疫が低下している場合は殺菌されずMφ内でサバイブする。これが大きくなり、レジオネラ肺炎となる。細胞性免疫が低下するのは、新生児・副腎ステロイドや免疫抑制薬使用者があたる。
症状
数日の潜伏から高熱・頭痛・咳嗽でacute-onset。倦怠感、頭痛、食欲不振から、悪寒戦慄を伴う39度以上の高熱、咳嗽、喀痰、胸痛を発生し、急激な呼吸困難にいたる。比較的徐脈を認めることがあるが、これは主に高齢者の重症肺炎で見られる所見。適切な治療をしないと、急速に進行し、死亡する。ヒトヒト感染はまれ。レジオネラを疑う所見は、下痢、高熱(>39度)、気道分泌物に多数の好中球を認めるも、病原体がない。低ナトリウム血症、β-ラクタム系抗菌薬が無効、Legionellaで汚染される可能性のある飲料水提供下での発症、退院後10日以内の発症。
検査
尿中レジオネラ抗原(感度70%、特異度100%)喀痰培養(感度80%、特異度100%)、胸部レントゲンでは浸潤影を認めるを認める場合有。CKの上昇、低リン酸血症
治療
マクロライド系j薬(azithromycin)かレスピラトリーキノロンが現在は選択肢であり、単剤で有効。
Mφや細胞内に寄生する微生物。
比較的徐脈には、ブルブルずれ落ちが有名。
ブルブル:ブルセラ
ず:髄膜炎菌
れ:レジオネラ
お:オウム
ち:腸チフス
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— ヒデオキ (@1958625) 2019年1月4日
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