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医学生、日々の勉強をまとめてます

帰ってきた竜馬先生の血液ガス白熱講義22問を読みました!!!

 

  1. pHをみてアシデミアかアルカレミアを判断
  2. 上記が呼吸性か代謝性かを考える
  3. 急性か慢性かを調べる
  4. AGを調べる。Na -Cl - HCO3が12±2の範囲ならアニオンギャップ正常、大きいとアニオンギャップ増加。ΔAG=AG-12、データ状のHCO3にΔAGを足すと補正HCO3が算出できる。
  5. 他に代償的なアシドーシスやアルカローシスがあれば調べる。

 

  • 代謝性アシドーシスならば、HCO3-が1mEq/L減るごとに、PaCO2は1.2mmHg減少
  • 代謝性アルカローシスでは、HCO3-が1mEq/L増えるごとに、PaCO2は0.7mmHg減少

 

  • 急性呼吸性アシドーシスなら、PaCO2が10mmHg上がるごとにHCO3-は1mEq/L上がる
  • 慢性呼吸性アシドーシスなら、PaCO2が10mmHg上がるごとにHCO3-は3.5mEq/L上がる

 

  • 急性呼吸性アルカローシスではPaCO2が10mmHg下がるごとにHCO3-は2mEq/L下がる
  • 慢性呼吸性アルカローシスだと、PaCO2が10mmHg下がるごとにHCO3-は4mEq/L下がる

 

血液ガスのおおまかな基準値として、

  • PaCO2:35~45
  • AG:12
  • HCO3-:24

 

代謝性アルカローシスの原因

  • 下痢
  • 利尿剤:ループ、チアシド
  • 高CO2血症の急な補正(人工呼吸器による)
  • クロライド不応症(アルドステロン症、Batter synd)

AG正常代謝性アシドーシス

  • げり
  • 尿細管性アシドーシス
  • 生理食塩水の大量投与
  • アセタゾラミド投与

AG増加性代謝性アシドーシス

 

血中酸素分圧、二酸化炭素分圧は鼻カニューレなどで酸素投与してる場合は、AaDO2を算出できない。酸素化の値であるPaO2/Fio2は評価できる。

 

呼吸性アシドーシスの機序に

呼吸コントロール

呼吸筋

換気能力

の3つを頭に浮かべる事が大事だそうです

 すごい勉強になります!!!!

オススメです

 

wikiにもいい感じで載ってました。。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/血液ガス分析

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