記載の正しさ 抗腫瘍薬
今週はラジオなのです。
メタ脳腫瘍について調べよーとなったので調べたら、がん診療レジデントマニュアルとハリソン内科学5eで記述内容が真逆でした。
がん診療レジデントマニュアルでの転移性脳腫瘍について
放射線照射による合併症として認知機能障害が挙げられる。転移性脳腫瘍に対して定位放射線治療と全脳照射を併用すると定位放射線治療単独と比較して早期に認知機能障害を発症することが報告されている(4カ月後:52%vs.24%)(Lancet concol 2009:10:1037).
編:国立がん研究センター内科レジデント、がん診療レジデントマニュアル、7e、医学書院、345、2017
一方
ハリソンでは
定位手術的照射療法に全脳照射を追加実施することで、神経症状はさらに改善するが、生存期間の延長は認められない。(Source無し)
監修:福井次矢、ハリソン内科学、5e、メディカル・インターナショナル・サイエンス、618-619、2017
Lancet concol 2009:10:1037
でこれ読むと、
確かにレジデントマニュアルの通り書いてあり、
まとめると
SRS plus WBRTではSRS単独に比べ4か月以内の認知機能障害が認められ(52%:24%,p値の記載無し?)、生存期間は73%:27% (p=0.0003)
明日先生に聞いてみようーー