uta-4city 医大生ブログ

医学生、日々の勉強をまとめてます

抗腫瘍薬 学生的まとめ 

 

 

 

イマチニブ
・適応:bcr-abl+のCML, ph染色体陽性のALL,kit+のGIST

 

ゲフィチニブ

EGFR陽性肺癌

 

トラスツズマブ(ハーセプチン)
適応:HER2陽性の乳癌,胃癌

免疫染色にて癌細胞膜表面にHER2が50%以上共染色される場合にトラスツズマブ適応となる

 

ホジキンリンパ腫

・進行期(stage IB,IB,Ⅲ,V,巨大腫瘤あり)…化学療法が主体※化学療法は多剤併用で行う.

・ABVD

A : adriamycin

B : bleomycin

V :vinblastine

D :dacarbazine

 

非ホジキンリンパ腫

・R-CHOP

R: リツキシマブ(B細胞性リンパ腫に適応)

C: Cyclophosphamide

H: hydroxydaunorubicin (アドリアマイシン)

O: oncovin(ビンクリスチン)

P: prednisolone

 

リツキシマブ

・坑CD20モノクローナル抗体

副作用

infusion reaction (急性輸注反応)

初回投与に注意、緩徐導入が要。

症状は、軽症で発熱、悪寒、悪心、嘔吐、発疹etc、重症で血圧低下、呼吸困難、気管支痙攣、血管浮腫

予防として、坑ヒスタミン薬、ステロイド、投与速度の緩徐

B型肝炎ウイルスの再活性化が起こることも

 

大腸癌

・遠隔転移がある場合(Ⅳ期)、切除不能な場合:化学療法(FOLFOXやFOLFIRI療法など)

・FOLFOX: フルオロウラシル、レボホリナート、オキサリプラチン

・FOLFIRI:フルオロウラシル、レボホリナート 、イリノテカン

 

膵癌

・転移切除不能例: 化学療法で

FOLFIRINOX療法、またはゲムシタビン+ パクリタキセル

FOLFIRINOXではフルオロウラシル、レボホリナート、オキサリプラチン、イリノテカン

 

ベバシズマブ

機序:血管内皮増殖因子(VEGF)に対するモノクローナル抗体で、血管新生を阻害する

 

抗腫瘍薬に多い副作用とその対処

・嘔吐、悪心ーセロトニン受容体拮抗薬、サブスタンスP受容体拮抗薬、ドパミン受容体阻害薬(オランザピン、糖尿病患者に禁忌)

脱毛ー毛根細胞の壊死による、ウイッグ

骨髄抑制ーwbc↓, plt↓, RBC↓。対処としてG-CSF, 休薬

 

免疫チェックポイント療法で癌は根治できないことがある。

(癌と共存して生きていく様に生きる、副作用を抑えながら)

 

オプシーボ(ペンブロリジマブ)

抗PDL-1受容体抗体

免疫チェックポイント療法の1つ

 

アブラキサン

・パクリタキセルアルブミンに懸濁したもの。白濁してる。

・適応:乳癌、胃癌、非小細胞肺癌、治癒切除不能な膵癌

半減期は短い

 

nab-パクリタキセル

・パクリタキセルポリエチレングリコールでコーティングして、緩徐(長期)に作用することを目的として使用される。

 

今日、11/6に落合陽一先生の娘さんが誕生したそうです。

おめでとうございます!!